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ボブ・ディラン 「デューケイン・ホイッスル / Duquesne Whistle 」 [アメリカ]


テンペスト

テンペスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/09/26
  • メディア: CD

  ☆★ アーティストプロフィール ★☆
  1941年、アメリカのミネソタに生まれる。ビートルズやストーンズらと
  同じ年にデビューし、「風に吹かれて」でソングライターとして有名に。
  「ロックの神様」と呼ばれ、現在71才でデビュー50周年。
  


全世界アルバム・トータル売上1億枚で、スタジオアルバムとしては今回が
35作目となるボブ・ディラン。

「風に吹かれて」や「ライク・ア・ローリング・ストーン」で知られるように、
フォークからロックへと変化しながら、アメリカの公民権運動の時代から、
若者の心情や主張を代弁するような歌で人々の心をとらえ続けてきました。

シェークスピアの作品「ザ・テンペスト」と同じ「テンペスト(嵐)」と題された
今作も、タイタニック号の悲劇を歌った表題作「テンペスト」から、ジョン・
レノンに捧げる「ロール・オン、ジョン」まで、大作がずらり。

大作という理由の一つは、14分(テンペスト)、9分(ティン・エンジェル)
など長い曲が多いこと。7分を超える「ロール・オン、ジョン」では「カム・
トゥゲザー」などビートルズの歌詞を引用しながら、ジョンの人生やジョン
への思いがつづられています。


そんな大ベテランによる大作の中から、アルバム1曲目の「デューケイン・
ホイッスル」が今日本でもヒット中。
アメリカらしい乾いた軽快なカントリーサウンドに、ボブのしゃがれ声が
乗って、なんとも渋い!

タイトルの「デューケイン・ホイッスル」とは、ペンシルヴァニア鉄道の
デューケイン号の警笛のことだそう。


 「あの鳴り響くデューケイン号の警笛を聞いてくれ
  まるでこれが最後だとでも言うようじゃないか

  今あるもののうちで おまえだけが俺の支えなのに
  俺の心臓にセットされた時限爆弾のようにな


  やさしく絶え間なく呼ぶ声がする
  あれはキリストの母の声に違いない

  あの鳴り響くデューケイン号の警笛を聞いてくれ
  まるで俺の女が乗ってるとでも言うようじゃないか」


・・・と、歌詞の一部を訳してみましたが、う~ん、やっぱり渋い!
枯れたサウンドに枯れた声、そして情景を描写しながら人生を語るような歌詞。
毎年のようにノーベル文学賞にノミネートされてきたことも、うなづけますね。

かつて17才で華々しくデビューしたギタリスト、チャーリー・セクストンら、
いつものツアーメンバーでレコーディングされたという今作。
もはやフォークでもロックでもカントリーでもなく、まさにボブ・ディラン節、
という感じです。

他では決して聞けない大人の歌、静かな秋の夜にどうぞお楽しみください。



 ■試聴サイト

  ・ボブ・ディラン ソニー・ミュージック・ジャパン    
    「デューケイン・ホイッスル」のビデオが視聴できます。

  ・ボブ・ディラン オフィシャルサイト/テンペスト(英語)
    「テンペスト」の全曲が少しずつ試聴できます。
     (曲名の左のスタートボタンをクリックしてください)


 ■最新情報

  ・10月15日(月)26:05~28:00 フジテレビにてボブ・ディランの1965年の
   ツアー映画「ドント・ルック・バック」が放送されます。



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